chankrung nara ボランティア

ひとともりから歩いて3分 タイ人のジョーさんが経営するタイ料理店「シャーン・グルン」はあった。しかし隣家の火事で一瞬にその店舗は全焼してしまった。それを知ったご近所の人気レストラン「カナカナ」さんを中心に、周辺の店舗にはボランティア募金箱が設置された。当社のカフェ生姜足湯休憩所にも募金箱を設置した。焼けた店の前にいると近所の人達も何かできないか声をかけてくる。これらの地域を支えるコミュニティーに大変感銘を受けた。僕達は地域に支えられて生きているのだと。だから困った人がいれば手を差し伸べたい。僕達は設計事務所として何か出来る事をさせて欲しいとだけお伝えした。
数ヶ月後、ジョーさんから新店舗を作ると連絡をもらった。僕達に声をかけてくれた事は地域の一員として認めてもらっていると大変嬉しかった。施工はDIYで行われる。私達に出来る事として、企画の相談相手になる事。店舗のデザインスケッチを提供する事。施工指導をする事。を寄附させてもらう事にした。
新店舗はタイの屋台のような気楽さと本場の混沌とした空気感やカルチャーの中、本格的なタイ料理を楽しめる店としてデザインした。
奈良のデザイン関係の友人にも声をかけ、皆賛同してくれた。ロゴデザインはamanojack designの三原さん、照明器具はNEW LIGHT POTTERYの永冨さん(実物はまだ実現していない)、ガラスなどの手配はDRiPの藤井さん、そして美しい写真はHIROKIKAWATAPHOTOGRAPHY の河田さん(しかも東京から)
が協賛してくれた。
ジョーさんはほとんど全てをセルフビルドし、僕達のスケッチもカスタマイズし完成させた。
ローカルコミュニティーの愛情と店主のフロンティアスピリッツで作る唯一無二の店が出来上がった。
資本だけではない、心のつながりが連鎖する愛溢れる社会が良いと思う。
だからこそ我々はそれを自ら実践するだけである。
不死鳥ジョーさん
開店を心よりお祝いします。
店舗デザイン協賛 ひとともり
看板・ロゴデザイン協賛 amanojackdesign
写真協賛 河田弘樹