017_吉原信子邸 見学

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鎌倉 由比ヶ浜にある吉田五十八設計の吉原信子記念館へ行ってきました。吉田五十八は近代数奇屋建築を進めた建築家。一時ヨーロッパへ渡り西洋建築への造詣も深い。京都の四君子苑もそうでしたがヨーロッパの影響を受け、数奇屋を織り交ぜた設計。特に空間のスケールについては旦那受けするスケールを感じます。私達の自宅近くの大和文華館も吉田の作品。こちらもやはりスケールは伸びているなと感じますがある種のステータスを示す為のスケールとディテールは大変勉強になりました。

門は瀟洒な佇まい。庭のボリュームは奥の森と一体化しているほどタダならぬ空気感を出していました。

 

少しの入場料を取ってでも庭の管理を入れた方が良さそうでした。

 

玄関周りは流石の吉田五十八。しかしやはり腰高。

 

カーペット敷きの居間。当日は清々しい気温。網戸から心地の良い風。

 

大変気持ちの良いソファーでした。品がある空間を身体で覚えておこう。

 

居間と食堂の仕切

 

書斎 の照明の考え方。障子が住宅らしくない吉田の技。この部屋が特に気に入りました。

 

 

和室。縁側が良い。

 

寝室

 

建具枠 見付5mm テーパー10mm  枠周りに建築家のポリシーが現れる。大切。

照明器具。そして底目がシルバーの天井。こういう少しデコラティブデザインは吉田の特徴。

 

背後の森と建築の佇まい。

 

吉田五十八建築。もう少し体験してみようと思います。