一粒一粒
居抜き飲食店からのリノベーション
「一粒一粒/土鍋ご飯イノベイティブ」
既存店の構成は1階にカウンター席、2階の客席とは吹抜けを介して繋がった空間となっていた。私達はローコストを意識して、既存構成はほとんど変えず、カウンター席を増やす事に集中した。既存カウンターもそのままにカウンターを店の奥に延長した。延長したカウンターは既存カウンターとあえて違う素材にして雰囲気を変えている。新店舗では朝ごはんを提供するとの事から店舗奥の自然光の入らないエリアを何とかして自然光を感じる健全な空間にしたかった。
既存店舗の排気フードが溶融亜鉛メッキ鋼板で作られておりR形状をもっていた。現地に訪れた時そのR面に自然光が少し映り込んでいた。私はその現象に着目した。R形状の溶融亜鉛メッキ鋼板の素材がそのまま壁になり店舗の突き当たりの壁と一体化した時、朝の自然光を感じる独自の空間が立ち上がるのではないかと。
またディナーは2回転を予定しており、デザートを2階で提供する事により、オープン厨房でありながら、片付けと2回転目の仕込み作業が1階でできるメリットをご提案した。2階の空間は1階の個別カウンターとは雰囲気を全く変えてビッグテーブルを囲んだ座席配置とした。お客様同士のファミリアーな雰囲気を作りつつ、ペンダント照明の位置を極端に下げて前に座る人の顔が気にならないようプライバシーを留意したデザインとしている。
設計監修:ひとともり 長坂純明
設計施工::ロウエ 丹治徹也 伴義文
照明計画::大光電機 村西貴洋
スピーカー:listude
撮影: 河田弘樹













