012_所沢聖地霊園 見学
blog
所沢聖地霊園 1973年
設計 池原義郎 1928〜2017
所沢聖地霊園の大聖堂に訪れました。奈良から来た事をお伝えすると遠方からわざわざと細かく丁寧にご案内頂きました。宗教や建築様式には囚われないそして何より時代にとらわれない大変美しい建築でした。
ランドスケープとして美しい。こんもりとした芝生の下は納骨室。建物はこれ見よがしに見せない。
なんとも詩的な佇まい。スカルパと北欧建築を想う。
一角だけR角とオリジナリティを見せているが完全にロンシャンの影響。もはやオッケーです。暴力的な西陽を芸術へと昇華させている。
天井ボリュームと壁のボリューム。プロポーション秀逸です。
メンテナンス用の梯子もデザインされている。
屋根架構。北欧家具のような美しさ。
最近完成しても古くないと感じるほど時代を超えた建築でした。
一番感動したのはその高い完成度です。
池原義郎最高傑作かもしれません。
見学前にはお電話を。