NUMBER THREE TOKYO

シャンプーなどの毛髪化粧品のメーカー「ナンバースリー」の東京営業所のインテリアデザイン。
コロナでリモート化したオフィスの在り方を再定義しました。
このオフィスの象徴はキッチンです。
3方が都市に開かれた環境を活かし、オフィスの中央にキッチンを据え、カウンター席、6人用テーブル席、2人用テーブル席、講習などの行えるホール、商品の展示コーナーが取り巻く配置とし、全てを可視化できるようにしています。
キッチンには水耕栽培のユニットを設けスタッフがその野菜を食する事が出来ます。またジュースバーショップがこのキッチンを利用しビーガンフレッシュジュースが提供されます。
そしてホールは講習だけでなく、例えばヨガなどの使用が可能な空間とし、広義の美容、そして健康へと広がる企業姿勢を体現した空間となっていて、全てがナンバスリーの掲げるWELL-BEING へと繋がっています。
コロナという試練が教えてくれたオフィスに集まる事の意味。
それは「価値観の共有」だと思う。
私達がデザインした空間が、サラダが、ジュースが、社員へ、そしてユーザーへ、ナンバースリーの価値観の共有に役立つ事を願っている。
設計・監理:ひとともり
コンペ計画:ひとともり+Dorgere Cedric

照明計画:村西貴洋

施工:Atelier Loöwe
撮影:下村写真事務所